anticanceragent

 

 

 

 

 

 

抗がん剤

その名の通り、がん治療をするために使わる薬剤です。抗がん剤にはさまざな種類があり、注射や点滴、錠剤など患者の癌腫や状態にあわせて使用されます。

 

抗がん剤は日本のがん治療において、今や必須となっているわけですが、世間では抗がん剤は打つべきか打たないべきかといった意見が多く聞かれます。

つまりそれだけ抗がん剤に対する認識や感じるものが人によって違うということです。


抗がん剤を使うかどうかの判断は?

抗がん剤を使ったほうが良いのかどうかを判断するにはどうすればよい?

その場合のポイントは、がんの種類によって抗がん剤の効果は違うということをまず知っておかなければなりません。

 

少なくとも私が知っていることでいえば、抗がん剤は胃がんや大腸がん、膵臓がんなどに代表される上皮がん(上皮にできるがん、がんの8割)や肉腫や骨の癌にはほとんど効かない。

肺がんもオプジーボ以外ほとんど効きません。(腫瘍が大きくなり呼吸器に影響がでるのであれば使うことも必要)

その反面、悪性リンパ腫や白血病などに代表される血液系のがんには効きやすいということです。

 

つまり効くのか効かないかではなく、どのがんに効くのか効かないのかで判断しなければ、抗がん剤を使うべきかどうかの判断はできません。

がん全部をひっくるめた視点で「抗がん剤は効果がない!」「抗がん剤は効果がある!」という意見はナンセンスです。

ですから、もしあなたががん患者であるならば、ご自分のがんには抗がん剤治療が本当に適しているのか、ご自身で調べ判断しなければなりません。

 

もし抗がん剤が適していない癌であれば、使わない選択を選ぶことも治療の一つです。

本来は医者がそれをはっきり説明して、患者に選ばせる必要があるのですが、それが日本の医療には足りていない。

 

医者は患者が抗がん剤の使用に耐えうる基準を満たしている場合、たとえダメ元でも抗がん剤の使用を勧めます。

これは病院のきまりであり、治療のセオリーになっているからです。

この癌には抗がん剤はまったく無駄だとわかっていても平気で使います。(高齢者や体力低下が著しい場合は別)

 

もちろん使わなければ治らない可能性が高い(医者の傲慢)、だから患者の健康寿命を失くしてでも1日でも延命できるなら抗がん剤を使う、そんな考えもあります。

 

日本の医療で残念なのは、抗がん剤を使うことありきになっており、わずかながらも抗がん剤をまったく使わなかった人たちのデータが無いのです。

海外では上皮がんに対しては抗がん剤治療をしても治療しなくても大差はないというデータがでていたと記憶しています。

海外でいえば国民皆保険がないアメリカなどは、抗がん剤治療は経済的な理由で選択しない人も多くいます。

ですから抗がん剤を使わなかったデータがあるのです。

ですから、アメリカのがん治療の場合、まず患者に化学療法をやるか、代替療法をやるのか選択を求められます。

そこが日本とは大きく違う点です。

 

話を日本に戻しますが、実際に余命宣告を受けていて、抗がん剤治療を拒否した人で余命宣告よりずいぶんと長く生きられた方が多くいます。

逆に抗がん剤治療をしたがために、言われていた余命より遥かに短い期間で亡くなった人も多くいます。

たとえ数か月延命できたとしても健康寿命がボロボロになってしまった人も数えきれないほど。。。。

 

なにも私は抗がん剤を全否定しているわけではないです。

抗がん剤を何でもかんでも使う風潮に辟易しているのです。

そして抗がん剤がきわめて効きにくい癌に、どれだけ使用しても意味はないことを医者側が解っているのに、患者の体力を無理に削って状態を悪化させている場合があり、それがあまりに多いことが残念なのです。

 

治療のイニシアチブ、すなわち主導権はあくまで患者側でなければいけません。ですから患者側も最低限の知識は身につけなければいけません。

少なくとも医者にそれなりの質問をできるくらいの知識は必要です。

 

抗がん剤についての知識、日本での使われ方はどうなのか?自分の癌にはどうれほどの効果が期待できるのか?

病院が提示する抗がん剤を使った場合の生存率データはどうなのか?

ですので、抗がん剤を支持する書籍、反対する書籍、その他あらゆる情報を収集して自分で現状認識をしてから治療を選択しましょう。

 

がんの場合は何もかも病院任せというのは決して賢明なことではないとわたしは考えます。