あなたには不整脈がありますか?不整脈とは心臓の鼓動が規則的に働かないことをいいます。不整脈がひどくなると、時に息苦しさや冷や汗、場合によっては気を失うような命の危険が伴う不整脈もあります。

不整脈にも問題の無いものから、心臓の病気が原因になっているものなど多岐にわたります。脈が飛ぶ場合には有効な治し方や対処法があるのでしょうか。

今日は不整脈で息苦しさや痛み、気持ち悪さなどについて、そして脈が飛ぶ場合の対処法などに注目してみたいと思います。


不整脈の症状で息苦しさや痛みがある場合は問題なのか、何か手当はできるか。

不整脈
出典:http://www.ameria.org/column/column_022.html

不整脈は症状が出るものから、全く気づかないものまでいろいろあります。まずは不整脈の種類を確認したいと思います。もしあなたに不整脈があるとすれば、それはどのタイプの不整脈なのでしょうか。

あなたがもし不整脈があると気づいているとすれば、それはどんなことがきっかけでしたか?不整脈は脈のリズムが不規則に乱れることですが、私の場合は急に脈が1回ほど飛んで心臓がドキッとしたことが不整脈を知ったきっかけです。

不整脈には種類がいろいろあるので、チェックしてみましょう。不整脈の種類はものすごく細分化できるのですが、ここでは大きな分類として3つほど紹介します。

不整脈の種類1:期外収縮(きがいしゅうしゅく)

  • 特徴・症状
    • 脈が飛ぶ
    • 脈が飛んだ時に稀に痛みを少し感じる。
    • 各世代にあり、若者にも多い。
    • 多くの場合は異常が無いが連発する場合は注意が必要。

期外収縮という不整脈があります。わかりやすくいうと、脈がいきなり飛ぶ不整脈です。心臓の筋肉は微量の電気信号によって動いています。期外収縮はなぜか、電気が来る場所以外から信号が届いてしまうためにおこります。

この変な信号が心房から出れば心房性期外収縮となり、心室から出れば期外収縮となります。この期外収縮、つまり脈が飛ぶという症状の多くは異常はなく、若い人でもよくなります。

私の個人的意見

事実、私も期外収縮が多いのですが、はじめて不整脈に気づいたのは13歳の頃でした。当時はネットも無い時代で自分で調べることもできませんでしたので、心配になってよく病院へ行きました。

心電図をすると、特に異常は無いといわれ、医者の言葉に疑心暗鬼になったことを思い出します。ホルター心電図も過去に2回ほど受けたこともありますし、超音波検査も受けましたが異常はありませんでした。

私の場合は体重が68kgを超えてくると期外収縮が出やすくなることに気づきました。それからは体重コントロールをして不整脈がグンと減りました。

肥満は関係がありそうです。そして生活リズムが不規則になっても、私の場合は不整脈がでます。生活リズムは自律神経に大きく関わるものです。

私の場合、明らかに夜中まで起きているような不規則な生活は不整脈が出やすいようです。12時前には就寝できるような生活だと不整脈は少ないように感じています。

肥満についても、ひょっとしたら肥満になると心臓にも多少脂肪がついて、電気信号の通りが変わるのかな?なんて勝手に思っています。もちろん何の根拠もありません。

とはいえ私の場合は、体重管理と規則正しい生活をすると明らかに不整脈が減るのです。

不整脈の種類2:徐脈(じょみゃく)

  • 特徴
    • 脈が遅い
    • 高齢者に多い
  • 症状
    • 人により無症状
    • 息切れ
    • めまい
    • 意識喪失
  • 考えられる原因や病気
    • 加齢
    • 高カリウム血症
    • 心臓の病気
      • 狭心症
      • 心筋梗塞
      • 心臓弁膜症

徐脈の症状としては脈が異常に遅いことが典型的です。徐脈の原因は心臓の電気信号が出なくなったり鈍くなったりすることで発生します。脈をあまり打たないと、血液の流れに支障が出ます。

無症状も多く、高齢者で徐脈に気づいていない人は多いようです。人によっては息切れがしたり、脈が遅すぎて脳に血液が足りなくなり、突然意識を失い転倒することがあります。

場合によっては血流の悪さから、心不全、心筋梗塞や脳梗塞などを発症する場合もあるので注意が必要です。頻脈は1分間に心拍数が50未満を定義としています。ただ脈が遅いといっても例外はあり、心臓を鍛えているスポーツマンの場合は別です。

鍛えている人は、心臓の筋肉も鍛えられているので、一回の鼓動で送り出せる血液量が多いのです。その場合、心拍数は1分間で60を切っていても何も問題ありません。

サッカー選手やマラソン選手くらいになってくると、1分間の心拍数が50を下回る人もいるくらいです。ただ運動を特にしていない人で脈が遅いなら一度検査をしたほうが良いでしょう。

主に高齢者に多いのが徐脈です。若い人にはあまりおきません。

不整脈の種類3:頻脈(ひんみゃく)

  • 特徴 平常時1分間に心拍数が100異常
  • 症状
    • 動悸
    • 息切れ
    • 胸痛
    • 胸部不快感
  • 考えられる病気
    • 貧血
    • バセドウ病
    • 自律神経失調症
    • 更年期障害

頻脈は電気信号は細かくなることや、電気信号の通り道に異常がおきる場合に発生します。典型的な症状として脈が異常に早いことがあげられます。平常時で1分間に心拍数が100回を上回ると頻脈の可能性があります。

人によっては心拍数が150くらいになってしまう人もいます。症状としては動悸が特徴的で、息切れや疲労感がでることがあります。

危険な不整脈とは

  • 意識が飛ぶような場合

不整脈で問題のある不整脈というのはいくつかあります。一番問題のある不整脈はふらつきがあったり意識を失うような場合です。この場合は、心臓の動きが一時止まってしまったことが考えられます。

失神、もしくはそれに近い症状が出る場合は医療機関を早期に受診することが必要です。

  • 脈拍数が1分間で40以下の徐脈

安静時の心拍数が1分間で40以下の徐脈や、それに近い数値で息切れが伴う場合は心不全を起こしている恐れがあるので、検査が必要です。治療方法は後述します。

  • 動悸が突然おこる

いきなり動悸が起こる場合の不整脈は頻脈です。1分間の脈拍数が150以上の場合は要注意です。こうなると息苦しさ、だるさ、冷や汗などを伴うことがあります。

特に心臓の心室に問題のある不整脈が続いている場合は、血液がうまく全身に供給されないので、心筋梗塞や狭心症などの病気を併発することがあります。

問題のない不整脈とは

  • たまに脈が飛ぶ程度の期外収縮

脈が時々飛ぶという程度の人であれば、問題がない場合が大半です。たまにおこる期外収縮であれば、気づく気づかないは別として誰にでもよくあることです。

ただ一度も不整脈の検査をしたことがない人は一度は病院で検査をすることをお勧めします。自分は大丈夫と思っていても、意外に心臓に問題がある場合も否定はできません。

病気以外で不整脈になる原因

  • 不規則な生活
  • 加齢
  • ストレス
  • 自律神経失調症
  • 肥満
  • カフェイン
  • 興奮する

不整脈がおこる要因は様々です。不規則な生活は不整脈がおきやすいです。ストレスもとても大きな要因です。上記の事柄はすべて自律神経と密接に関わっています。

コーヒーなどのカフェインを取りすぎてもいけませんし、激しい怒りや大爆笑をしても不整脈は起こり場合があります。

私も実体験であるのですが、ストレスで本当に期外収縮が出まくった時期がありました。3分に1回の頻度で脈が飛ぶことがあり、気分が悪かったです。

あらゆる検査をしましたが、それでも異常なしでした。ストレスは本当に良くないですね。環境を変えられない場合は、カウンセラーと相談して自分の考え方を見直し、強化していくことが必要です。

不整脈の検査方法の種類

1)心電図

心電図
出典:http://www.ishimaru-naika.com/policy82.html

健康診断で心電図を体験された事がある人は多いと思います。不整脈の検査の基本は心電図です。心臓の動きに問題があるかどうか、波形をみると簡単にわかります。

2)運動負荷心電図

運動負荷試験
出典:http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/heart/pamph06.html

運動負荷心電図は、心電図のパッドを身体につけたままウォーキングマシーンを歩き運動をします。病院によっては自転車タイプのものもあります。

昔は踏み台昇降運動をしていました。いまも古い病院だと踏み台昇降運動をするかもしれません。この検査により、運動で心臓に負荷がかかった場合に不整脈がでるのかどうか、その性質をチェックします。

3)胸部X線

言わずと知れたレントゲンです。心臓の肥大状態や肺の状態などもチェックできます。

4)血液検査

不整脈で血液検査をする場合は、血液中のカリウム量やナトリウム量などを調べるためです。カリウムが異常に多いと、高カリウム血症となり、心臓の動きが悪くなります。

カリウムを排出するのが苦手な腎不全の人が、カリウムを取りすぎると心不全になってしまうのはそのためです。

5)ホルター心電図

ホルター心電図
出典:https://www.qlife.jp/dictionary/exam/item/i_01200/

小型の携帯型心電図です。24時間つけておきます。不整脈がすぐに出ない場合や、不整脈が一瞬しか発現しない場合に使用します。生活の中でどのように不整脈が出ているのか、それを知るためにこの検査を行います。

不整脈を感じた時は、装置のボタンを押すことで、後から不整脈がおきた時間等を確認しやすいようにデータにボタンを押した時間が記録されるようにもなっています。

検査を受けている人は、大抵の場合は専用の用紙に簡単な日誌をつけることになります。トイレに入ったら何時に入ったか時間を書いたり、食事をした時間を書き込んだりすることがあります。

私もホルター心電図は2回ほど使ったことがあります。入浴やシャワーは禁止ですが、それ以外の生活はよほど激しい運動をしないかぎりは支障はありませんでした。

因みに私の不整脈はただの期外収縮でした。それでもなかなか慣れるまでは不安が拭えないものですよね。それくらい不整脈は嫌なものです。

6)心臓超音波検査

エコー
出典:http://medical-checkup.info/article/42073116.html

これは心臓のエコー検査ですね。心臓に超音波を当てて心臓の動き自体をチェックします。常時不整脈が出ている場合の確認に有効な検査です。

私もこの検査を体験したことがあります。リアルに心臓の鼓動を画像でみることができます。

急に動悸がしたり息苦しい不整脈がおきた場合の手当

急な動悸で胸が苦しくなったり息苦しい場合は、すぐどこかへ腰掛けてください。あまりに動けない場合は救急車を呼ぶことも検討してください。

個人的経験でもあるのですが、冷や汗や動悸が激しい場合は、ストレスや不安が増大してパニック発作を起こしているだけの場合もあります。

事前にコーヒーなどカフェインが入っているものをよく飲んだりすると、そのような発作を起こしやすくなります。ストレスは大敵です。

胸が締め付けられるような感じや、痛み、意識が飛ぶようなことが無い限り、急に命を脅かすような事にはなりませんので落ち着いてください。

動悸がして、指先や唇がしびれている場合は、単なる過呼吸ですので全く病気ではありません。落ち着いていれば次第に動悸は治まります。

必要であれば次の方法でツボ押しをすると落ち着く場合があります。効果的な手当になるかはわかりませんが、これで落ち着くという人もいるので実践してみてください。

ツボ押し参考記事:動悸や息切れ30代と40代の原因とは?効果的な対処法とツボ押しのやり方

不整脈の治療法

抗不整脈薬

不整脈の中でも危険を伴うような不整脈に使われる薬です。これにより心臓の拍動を調整します。

徐脈の場合は心臓ペースメーカー

ペースメーカー
出典:http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/heart/pamph06.html

今は医療技術がめざましく進歩し、不整脈は殆どを治すことができるようになりました。徐脈の場合はペースメーカーを装着することで、脈が遅くなっても電気刺激を心臓に送ることで不整脈を簡単に防ぎます。

頻脈の場合はカテーテルアブレーション

カテーテル
出典:http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/heart/pamph06.html

カテーテルアブレーションとは、足の太ももの血管からカテーテル(細い管)を入れて、頻脈を起こしている原因となっている心臓の筋肉を高周波で焼きます。

これにより不整脈がおきなくなります。

若干、心臓の筋肉を高周波で焼く時に苦痛を伴う場合があります。ただ重度の頻脈で息切れがあったり意識障害が起きるのであれば、この方法はとても効果的です。


脈が飛ぶ場合の治し方や対処法を解説

不整脈の治し方は生活リズムの改善とストレスをなくすことです。

  • 生活リズムの改善
    • 就寝時間、起床時間、食事の時間などが乱れると不整脈が出やすくなります。規則正しい生活が必須です。
  • ストレスの改善
    • ストレスは緊張や疲れから不整脈を引き起こしやすくなります。ストレスを上手に改善する必要があります。
  • 肥満の改善
    • 太っていると心臓に負担がかかり、不整脈がおこることがあります。ダイエットをすることで改善する場合があります。
  • 適度な運動
    • 運動不足は万病の元です。心臓に異常が見られない場合は、適度な運動で心臓を動かし心身ともにリフレッシュすると良いです。
  • 姿勢を正す
    • 猫背は心臓や内臓に良くありません。不整脈の原因ではありませんが、自律神経を整えることにもなりますので姿勢は重要です。
  • ツボ押し
    • ツボ押しには自律神経を整え、不整脈に有効なものもあります。あくまで民間療法ですので参考程度にとどめてください。個人的には一定の効果があると感じています。

ツボ押し参考記事:動悸や息切れ30代と40代の原因とは?効果的な対処法とツボ押しのやり方

当然ですが、食事をすれば心拍数はあがりますし、お酒や喫煙をしても、入浴をしても心拍数は上がります。基本的に脈拍は1分間で100を超えなければ問題ないと思っておくと、パニックにならずに済みます。

普段の心拍数が1分間で60としても、体調や自律神経の絡みもあるので、心拍数が90くらいに上がることも人間ですから時々あるものです。あまり神経質にはならない方が良いでしょう。

まとめ

  • 不整脈には種類があり、症状も人によって違う。
  • 不整脈で息苦しい場合は徐脈か頻脈の可能性が高いので病院で検査をする。
  • 不整脈で意識に影響がある場合は病気の可能性があるのですぐ病院で検査をする。
  • 不整脈がおきた場合はツボ押しをしてみると落ち着く場合がある。

不整脈に関しては頻脈や徐脈でない限りはそれほど心配する必要はありません。普段から時々脈をとって自分の普段の心拍数を把握しておくと良いでしょう。

ストレスや肥満、生活リズムはとても重要なポイントです。規則正しい生活をするだけで不整脈がでなくなることもあります。

民間でできる確実な治し方や即効性のある手当は難しいですが、ツボ押しなどは人によっては効果があります。生活リズム、ストレスに気をつけて不整脈にならないように改善していきましょう。