乳がん

 

近年の芸能人の方の乳がん関連のニュースでマンモグラフィー検査を受診する人が増えいているそうです。

最近ではキャスターの小林麻央さんがお亡くなりになり、歌手の麻倉未稀さんや芸人のだいたひかるさんなどが治療をされたというニュースがありました。

 

乳がんは近年ではとても増えています。

一説には食の欧米化の影響が疑われています。

 

ここで基本に立ち返り、乳がんとはどのような病気なのか見ていきましょう。




 

 

乳がんとは

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乳がんは乳房にできるがんの一種です。

乳房は母乳を産生している器官である乳腺とそこから母乳を運んでいる乳管があり、それらを脂肪が包み込むようになっています。

乳腺には15個から20個程度の乳腺葉という組織が集合しています。

 

母乳は乳管を通り、乳管洞という乳頭の奥の部分にタンクとして貯められます。

乳がんの場合、発生する箇所の多くは母乳を運ぶ経路である乳管から発生するものがあり、それを正確には乳管がんと呼びます。

また乳管より奥の組織である小葉で発生するがんを小葉がんと呼びます。

 

この乳管がんと小葉がんは顕微鏡をつかった病理検査でどちらかを判別します。

乳がんの大半はこの乳管がんと小葉がんになるのですが、稀にそれ以外の特殊な乳がんも存在します。

 

乳がんは罹患率1位

2012年の国立がん研究センターの情報によると、乳がん罹患率の全国統計では乳がんは女性の罹患率1位となっています。

それだけ乳がんは多い病気ということです。

死亡率も女性のがん全体でみると、5位となっていますので決して油断のできないがんということになります。

これだけは押さえておきたい乳がんの基礎知識

 

 

乳がんは広がるスピードも型により違う

乳がんは時にリンパ節や他の臓器や骨などに転移して見つかることもあるがんです。

乳がんもその型によって、広がるスピードも千差万別です。

人それぞれの体質や環境などにも影響に違いもあるため、広がりやすさも人それぞれなのです。

 

 

乳がんに気づく症状とは

乳房のしこりに気付く場合

乳がんは腫瘍が大きくなると手で触って気づくことが多くあります。
乳房をこまめにチェックすることで、ある時に違和感に気づいてしこりを発見することがよくあります。

乳がんは初期のうちは特別痛みや違和感も感じにくいもので、腫瘍が大きくなって初めて気づくか、マンモグラフィー検査をうけて発見することの多い病気です。

 

乳房の見た目の変化

普段からマメに乳房をチェックしている人や、しこりが大きくなってくると胸の形の微妙な変化が起きる場合があります。
人によってはエクボ状にへこみが出来たり、一部分だけが膨らんでいたりと見た目の変化に気づくことがあります。

 

リンパ節の腫れ

乳がんは進行しはじめると、まず最初に乳房周辺のリンパ節に炎症を起こします。
乳房外側のリンパ節や、わきの下のリンパ節、または乳房内側のリンパ節などに炎症が起きることで発見されることがあります。

 

 

乳がんの検査

乳がんの代表的な検査は主に3つあります。

・マンモグラフィー検査

マンモグラフィーとは乳房専用で検査を行うレントゲンの一種です。
装置で乳房を挟みこんで、少量の放射線を照射して乳房の内部の状態を把握します。
この検査法が導入されたことにより、乳がんの発見率が大幅に上昇しました。
とはいえマンモグラフィーも完璧ではなく、見落としが2割~4割は出てしまうそうです。
日本人の場合は乳腺の性質が濃いとマンモグラフィーには映りこみにくく判別できないことがあります。
主に30歳代までの若年層は乳腺濃度が高いので見逃されてしまうことがあります。

 

・エコー検査

エコー検査とは超音波診断のことです。
マンモグラフィーの場合、閉経前の高濃度乳房の人の場合は乳腺組織の中に乳がんを判別することが難しくなります。
エコー検査では乳腺は白く見え、乳がんや良性の腫瘍でなども黒く画像に写ります。
この検査では明確な異常があるかどうかの診断にはとても役立ちます。
ただ見落としもあるので、検査技師の技術による部分が大きい検査です。

 

・MRI検査

MRIは磁気共鳴画像診断をおこなう検査です。
日本では圧倒的にマンモグラフィー検査が主流ですが、実はMRIの方が制度が高いといわれています。
MRIはマンモグラフィー検査などでは見つけにくい病変の微妙な変化を見つけやすいことが長所です。
とくにMRIは正常組織と非正常組織の判別が得意です。

ただ日本でこの検査を乳がん検査で生かされにくい弱点が一つあります。
それは造影剤をつかうことです。
そのため検査時間もマンモグラフィーの倍の時間がかかってしまいます。
手間と時間がかかってしまうことが普及にブレーキをかけてしまっています。

 

 

このように乳がんには種類や検査もいくつかあります。

まだまだ基礎的な情報はこれだけはないので、今後さらにとりあげていきます。

乳がんは何よりも早期発見が大きな鍵となるがんですので、毎年の乳がん検診はぜひ受けるようにしましょう。