あなたは胃カメラ検査をしたことがありますか?胃カメラ検査が苦手という人はとても多いように思います。胃カメラといっても、検査には若干のバリエーションがあるのをご存知でしょうか。

今日は胃カメラでも鎮静剤を使わなくてもそれほど苦痛を感じないコツと、検査当日にアルコールや他の食事などで問題がないのか、そのあたりにも焦点を当てたいと思います。


胃カメラは怖いという人でも鎮静剤いらずのコツ

胃カメラ
出典:http://and-fujifilm.jp

胃カメラ検査は怖いという人やかなり苦痛で嫌だという人などの話をよく耳にします。私も胃カメラ検査はこれまで何度も受けてきた経験があります。

私もまだ胃カメラ検査の経験が少ない頃は、非常に胃カメラには苦痛を感じましたが、とあるコツを覚えてからは怖くなくなりましたし、苦痛も殆どなくなりました。

胃カメラ検査にはいくつかのバリエーションがあるので、その種類とメリット、デメリット、そしてコツなどを解説していきたいと思います。

胃カメラ検査(胃内視鏡検査)の種類1:口からの胃カメラ

口から胃カメラを入れて胃の検査をする方法が胃の内視鏡検査では昔から一般的であり基本中の基本です。

  • 1)口からの胃カメラ
  • 検査方法
    • 1)検査前に口の中に水飴状の麻酔を含み飲み込まずに喉で数分留めておく。
    • 2)この麻酔は胃カメラを飲み込みやすくする効果と喉の痛み止め効果がある。
    • 3)口に胃カメラを飲み込みやすくするための器具を加え、胃カメラを口から挿入する。
  • メリット
    • 胃カメラの画像解像度(鮮明さ)が高いので、より正確に診断ができる。
  • デメリット
    • 胃カメラが太いので、喉に入り難い。
    • 医師の技術や患者の嘔吐反射によって、飲み込むのに苦慮する場合がある。
    • 喉や胃の粘膜が傷つく場合がある。

筆者の経験では、口からの胃カメラはかなり苦い思い出があります。私は嘔吐反射が非常に強く、胃カメラを飲み込もうとしても喉が抵抗してしまい、すんなりと胃カメラを飲み込むことが苦手なのです。

そのため、医師も私に胃カメラを飲み込ませようといろいろ試みるのですが、いつも苦戦します。ひどい場合は、無理やり胃カメラを押し込まれた際に喉を切ってしまい、出血してしまったことが2回ほどあります。

胃カメラ検査で出血があったと言ってしまうと恐ろしい印象を持たれてしまうのですが、これは医師の技術の問題もありますし、私の抵抗が強いということも影響しているので、誰にでも当てはまるわけではないのでご理解ください。

ただメリットの部分にもあるように、口からの胃カメラは画像解像度が非常に高く病気の発見には非常に効果的です。

口からの胃カメラ検査のコツ

口からの胃カメラ検査にはコツがあります。ポイントとなるのは、胃カメラを飲み込むまでのほんの一瞬にあります。どうしても口からの胃カメラは直径が10ミリほどあるので太くて飲み込みにくいのです。

緊張で身構えてしまうと、いざカメラが喉に入りかかる頃に吐き出してしまったり、飲み込む時に喉の筋肉を閉じてしまいブロックしてしまいます。

ですので、カメラを飲み込む時は口を大きく開けて、「あー」と声を出しながらカメラを入れるのが基本です。その時に胃カメラを見てしまうと、自然に抵抗してしまうので、胃カメラは見ないようにしてください。

口からの胃カメラは医師の技術がすごく大きいと感じています。上手なドクターの場合は、患者にちょっと話しかけたスキにスッと胃カメラを入れてくる人がいます。そういう上手な医者に当たるとラッキーです。

胃カメラ検査(胃内視鏡検査)の種類2:鼻からの胃カメラ

  • 2)鼻からの胃カメラ
  • 検査方法
    • 検査前に鼻の穴に綿棒のような柔軟性の高いスティックに麻酔をつけ、しばらく鼻に突っ込む。
    • これは鼻の奥にカメラが入っても痛くないようにする麻酔である。
    • 麻酔が効いたら、鼻から直径5ミリの胃カメラを挿入し検査となる。
  • メリット
    • 胃カメラを鼻の穴から入れるので、喉の嘔吐反射がない。
    • 検査中も飲み込んでいる事自体に苦痛は無い。
  • デメリット
    • 検査前に約10分前後、鼻に麻酔の棒を突っ込むので、人によっては不快に感じる。
    • 口からの胃カメラよりもカメラの画像解像度が低いのでその分やや精度が劣る。
    • 鼻の穴や鼻腔が小さく狭い人は胃カメラが通らないので検査できない。
    • 鼻の奥や胃の粘膜が傷付く場合がある。

最近では、口からの胃カメラは苦痛という人の多くが、なるべく負担の少ない鼻からの胃カメラを選択しているようです。実は私もそのうちの一人です。

私は嘔吐反射が強いので、口からの胃カメラは諦め鼻からのカメラに切り替えました。これにより、胃カメラの飲み込むことの怖さや苦痛はほぼ解消されました。

胃カメラが怖い人は鎮静剤を使う方法があります。

胃カメラの場合の鎮静剤というのは、検査直前に注射を打って半分眠ったような状態になります。要はボーっとしてる間に胃カメラ検査が終わっているということです。

胃カメラがどうしても怖いという方は鎮静剤を打ってしまえば簡単です。気づいたら検査は終わっていますので苦痛知らずといえます。

  • 鎮静剤のメリット
    • ウトウトしている間に胃カメラ検査が終わるので全く苦痛がない。
  • 鎮静剤のデメリット
    • 検査後、鎮静剤の効果が切れるまで30分から1時間ほど病院で安静にしていなくてはならない。
    • 稀に副作用がある。(めまい、ふらつき)

胃カメラ検査がストレスになるという人は迷わず鎮静剤を使いましょう。ただ鎮静剤も怖いので使いたくないという人もいると思います。私もそのうちの一人です。

胃カメラ検査で鎮静剤も怖い場合、どうすれば良いのでしょうか。

胃カメラ検査で胃カメラも怖い、鎮静剤も怖い場合はどうすればいい?

胃カメラ検査は怖いし、鎮静剤も怖い、それでも胃カメラ検査を受けなければならない場合の選択肢はどうすればよいのか。私の経験からすると、その場合は、断然「鼻からの胃カメラ」を選択することをおすすめします。

鼻からの胃カメラは、検査前の鼻の穴に麻酔のついた綿棒の様な棒を突っ込むことだけがネックですが、それさえクリアすれば後は楽勝です。この方法は、カメラを飲み込む苦痛はありませんし、鎮静剤を打たなくても横になって寝ているだけです。

そういう理由から、胃カメラが怖い、鎮静剤も怖い、嫌だと思う人は鼻からの胃カメラがベストです。しかし口からにしろ、鼻からの検査にしろ、検査中にお腹が張って苦しくなることがあります。

その理由と解消法を次に見ていきましょう。

どうして胃カメラは苦しいのか?

胃カメラをより快適にやり過ごすためにはあるコツがあります。このコツを覚えてからは私は胃カメラは怖くなくなりました。

そもそも胃カメラはなぜ苦痛があるのか。もちろん、胃カメラなんて何にも苦痛もないし怖くもないよという人はいます。その差はよくわかりませんが、私の場合は怖いし苦痛もありました。

何度も胃カメラ検査を受けた経験から、苦痛の原因に気づきました。胃カメラの苦痛には、以下のこんな種類があると思います。

<胃カメラが苦痛な理由>

  • 胃カメラへの不安と恐怖
  • 胃カメラを飲み込む時の嘔吐反射
  • 胃カメラ検査中のお腹の張り

恐らく、この3つが苦痛の理由と思われます。鼻からの胃カメラなら、そもそも飲み込むことは楽なので、それを知っておけば不安と恐怖も幾分やわらぎ、比較的落ち着いて検査を受けられます。

ただ検査中にお腹が張って苦しくなることがしばしばあります。胃カメラ検査中にお腹が痛い、苦しい、となった場合は次の原因が考えられます。

  • 空気で胃を膨らますための胃がパンパンに膨らんているため。

胃カメラの検査をする時は、胃カメラから空気が出て胃を大きく膨らまします。これは医師が手元で捜査をするのですが、空気の量が多いと胃が超満腹状態になったような感じになり、苦しくなります。

胃カメラ検査でお腹が痛くなったり苦しい場合は、この空気が胃の中にパンパンに入っているためです。

胃カメラ検査の最中のお腹の苦痛の解消法

胃カメラの検査中のお腹の張りの解消法は極めて簡単です。それはゲップをすることです。無理に苦痛を我慢する必要は全くありません。もちろん、あまりにもゲップばかりしていると検査に支障を来し医者が困りますので程々にしてください。

あくまで苦痛を抑える範囲でゲップを試みるのです。医師は必要があれば、その度に胃に空気を入れてきますから気を使う必要はありません。大事なことは苦痛をなくすことです。

ゲップをすることで胃がものすごく楽になり、検査の苦痛はほぼなくなりますので是非実践したいただきたいと思います。


胃カメラ検査の当日はアルコールは飲んでいいの?

胃カメラ検査を受けた当日の夜にアルコールを飲んでいいのかと思っている方も多いことでしょう。基本的には胃カメラ検査があった当日、翌日はアルコールは控えた方が無難です。

胃カメラ検査をすると、目に見えにくい傷や明らかに赤い血の跡のような傷が胃壁に付きます。どうしても胃カメラは胃の粘膜にぶつかることがあるので、それは避けることができません。

特に、検査で胃にポリープや炎症が見つかり、細胞を取ったような方はアルコールは控えてください。アルコールを飲むと、血管が一気に拡張し微量ながら出血の原因になることがあります。

検査前日から食事は控えており、そして検査当日も朝は食事を摂っていないことから体調が若干乱れている人もいます。夜に大量にアルコールを飲むと、体調を崩しかねないので控えておいた方がいいでしょう。

検査後に食べてはいけないものはあるの?

胃カメラ検査当日には、アルコール以外でもあまり食べないほうが良いものがあります。

  • 消化に悪いもの
  • 脂っこいもの
  • 刺激物
  • 食べ過ぎない

胃に負担がかからないものを当日は食べるようにしましょう。特に食べ過ぎや辛いものは控えてください。胃に大きな負担がかかります。

まとめ

  • 胃カメラが怖い人は、鎮静剤なしで負担の少ない鼻からの胃カメラ検査がおすすめ。
  • 胃カメラ検査中に苦しい時はゲップをすると解消されることが多い。
  • 胃カメラ検査当日の夜はアルコールは控えたほうが良い。
  • 胃カメラ検査当日は消化の良いものを食べ胃を休める。

ある程度の年齢になったら一度は胃カメラ検査を受けるのは大事なことです。ただ胃カメラ検査に苦痛があるとすれば、それは二の足を踏んでしまいます。

是非、胃カメラ検査の種類や方法、コツを理解していただき、負担の少ない楽な胃カメラ検査にしていただければと思います。