あなたは食後に咳がよくでたり、痰が絡むということが頻繁にありますか?食後の咳には気をつけたほうが良い病気が隠れていることがあります。

また痰が普段から多い方も何らかなの病気が隠れていることがあります。今日は食後や食前などに限り咳がでる人について、その原因に注目して見たいと思います。


食後に咳や痰が出る人の原因とは?

食後に決まって咳が出るという人がいます。実は私もそのタイプでした。私の場合は食前でも空腹感が強かったりしても咳がでたり、食後は決まって咳がよく出たのです。

最初は肺の病気ではないのかと思ったりして不安になったことがありました。病院で検索をしても特に異常はないということで、とりあえず安心したのですが、食後に咳が出る症状は何年も続きました。

そこで食後の咳についていろいろ調べてみると、いくつかの原因が見えてきました。現在はまだ完全に症状が収まっているわけではありませんが、以前よりも随分軽くなってきたのでここに綴りたいと思います。

今日は、私の事例もまじえながら食後の咳について見ていきましょう。

逆流性食道炎(GERD)

逆流性食道炎(ぎゃくりゅうせいしょくどうえん)が食後の咳の原因としては非常に多いです。年齢が60歳以下と若く、あくまで食後という特殊な状況に当てはまりますと逆流性食道炎が一番可能性が高いです。

実は私も逆流性食道炎持ちで、これの影響で咳がよく出ていました。

逆流性食道炎とは?

逆流性食道炎は、胃酸が過剰に分泌されて食道などにまで炎症やその他の症状が発生することをいいます。

食後の咳の原因
出典:http://www.honda-jibika.com/original12.html

逆流性食道炎は胸焼けやげっぷの他に、呑酸(どんさん)といって、胃酸が口まで上がってくることをいいます。時折酸っぱい胃酸を感じることがある人は逆流性食道炎の可能性があります。

逆流性食道炎はひどくなると胸が締め付けられる痛みがあったり、胃酸が肺に入って咳や喘息を起こすこともある決して侮れないものです。

食後の咳と私の症例

私の場合、決まって食後に多く咳がでます。食後すぐに咳が出始め、食後1時間もしないうちにその症状は収まってしまうという規則性がありました。もともと胸焼けやげっぷも多く、胃酸過多(胃酸の過剰分泌)の症状は10代のころからありました。

たまたま仕事のストレスで胃の調子を崩したことが数年前にあり、その時に病院で胃の検査をしました。検査としては胃カメラをやったりピロリ菌の検査もしましたが、特に異常はないと診断をされました。

ただ胃酸過多の症状が強いので、いわいる胃酸を抑える薬として有名なファモチジン(ガスター)を処方してもらい服用してみたところ、胃の不快症状は消えました。

それと同時に食後の咳も軽くなったことに気づいたのです。病院の先生に相談したところ、それは逆流性食道炎による咳の可能性が高いという診断を受けたのです。

逆流性食道炎を治していく手順

  • 1)内科、消化器内科を受診し、肺や食道そして喉などに異常がないか検査を受ける。

まずはやはり異常が隠れていないか病院の検査を絶対に受けましょう。これが大前提です。ここで目に見える異常や結核や細菌、ウィルスの原因がないことを担保しないと先に進みません。

とはいえ、実際検査をする前に胃のお薬で様子を見る場合が有ると思います。あくまで医者の指示に従ってください。

  • 2)胃酸過多がないか医者と相談をする。

特に異常はないと診断されたとなると、いよいよ逆流性食道炎の可能性が出てきます。自分の症状を医者に相談して判断をもらいましょう。

  • 3)胃酸過多であれば胃酸を抑える薬を処方してもらう。

逆流性食道炎の可能性があれば、薬をとにかく服用して食後の咳がどうなるのかを観察します。

  • 4)それで食後の咳が収まれば、ほぼ逆流性食道炎の可能性が高い。

もし咳が減るとすれば胃酸が原因だった可能性が高いのです。そうなると逆流性食道炎、胃酸過多を改善することが必要となります。

  • 5)逆流性食道炎ということであれば、食事を見直す必要がある。

胃酸過多を抑えるためには食事やストレス、生活習慣の改善が必須となります。

逆流性食道炎の場合、何をして改善していくのか?

逆流性食道炎があると食後の咳が出やすくなることがわかりました。そうなるとここではいくつかの改善方法を見ていきます。

  • 1)刺激物や脂っこいものを控える

食事が悪くて逆流性食道炎になる人がとても多いです。私の場合、辛いものや脂っこいものをかつて好んでいました。今でも好きですが、控えるようにしています。

刺激物や脂っこい物は胃酸を多く分泌させます。そうなると逆流性食道炎に非常になりやすいので、減らすことが大事です。

  • 2)食べ過ぎに注意

逆流性食道炎になる人は早食いで、満腹食べる人に多いことが解っています。食べ過ぎれば当然胃酸が多く必要となります。そうなると逆流性食道炎になる可能性が高くなります。

食事量はとにたく腹八分が基本です。食べすぎないように調整してみてください。これだけで良くなる人もいるそうです。

  • 2)生活のリズムの改善

不規則な生活をしていると自律神経が乱れ、体から思わぬ症状が出てくることが有ります。胃腸の不調も生活リズムが不規則だと起こってくる可能性があるので、規則正しい生活を心がけてください。

  • 3)ストレスの改善

ストレスは逆流性食道炎の原因になります。ストレスは胃腸に多大な影響があるものです。当然、胃酸の分泌や胃の働き自体にも影響がでますので、ストレスがある人はお医者さんやカウンセラーと相談してストレス対策をうつ必要があります。

ストレスは万病の元です。我慢をするのではなく、専門家と相談をしてできるだけ早期に解決して行くように対策をしてください。

  • 4)禁煙する

たばこも消化器官に大きな悪影響を及ぼすことが解っています。たばこは肺や食道だけでなく、脳や心臓など全身の疾患に影響していく毒物ですので、控えるほうが先決です。

たばこに関する厚生労働省の見解

  • 5)姿勢を正す

あなたは猫背になっていませんか。姿勢の悪さは胃腸に負担をかけますし、胃酸が上に上がってきやすくなる場合があるようです。背筋を伸ばす姿勢でいることは、健康にも必要だと私は考えています。

事実、猫背でいると、肩こりや内臓系のトラブル、自律神経のトラブルが出て来る人がいると言われています。姿勢が悪い人は一度正しい姿勢でいるように気をつけてください。

少なくとも姿勢が悪いと胃にはよくなさそうなのは、その姿勢からも想像が付きますね。

食後の咳の原因には誤嚥の可能性も。

  • 誤嚥

誤嚥(ごえん)は間違って飲み込んだものが肺に入ってしまうことです。高齢者の肺炎の多くはこの誤嚥が原因となっています。誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)という言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

高齢になってくると、食べたものを飲み込む力が衰えたり、肺に物が入ることを防ぐ反射力が鈍くなります。そうすると肺に飲み込んだ物が入っても気づきにくくなります。

咳がやたらと多い場合には一度肺の状態を検査する事が必要になります。誤嚥を起こしている可能性があります。若い方でしたら、ご縁よりは逆流性食道炎の方が多いと思います。


食後の咳のもう一つの原因は後鼻漏?

ただ私の場合、胃酸を抑える薬を飲んでたしかに食後の咳は減ったのですが、それでも完全には症状は消えないこともあり、それが少し気がかりでした。そこで更に食後の咳について私は調べました。そうすると思わぬ原因説に出くわしたのです。

後鼻漏(こうびろう)

食後の咳を調べて行き、逆流性食道炎とは別のもう一つの答えに行き着きました。その原因はなにかというとそれは後鼻漏(こうびろう)だったのです。

あなたは後鼻漏をご存知でしょうか?後鼻漏とは読んで字のごとく、鼻水が前から出ないで、鼻腔の奥、つまり鼻から喉を通っていく現象のことをいいます。

後鼻漏
出典:http://ikinoclinic.net/cause/postnasel-drip.html

通常、鼻水は鼻の穴を通り前から垂れてきますよね。渡しの場合は、鼻水は前からは殆どでないのです。昔は花粉症で鼻水がダーダーの状態だったのですが、最近では全くと言っていいほど鼻水が出ていませんでした。

これは厳密には、鼻水が出ていなかったのではなく、鼻水がすべて喉の方へ流れていただけだったのです。これに関しては馴染みの耳鼻咽喉科のドクターに教えていただきました。私の場合、慢性副鼻腔炎という鼻の奥に炎症がある可能性が高いそうです。

鼻うがいのすすめ

後鼻漏について調べていくと、鼻うがいというものがあることを書籍などで知りました。そして実際に鼻うがいを試してみることに。この鼻うがい、個人差はあるとは思いますが、個人的には気に入っています。実際に私の場合は咳が非常に出にくくなりました。

これは食後の咳の原因としては逆流性食道炎ほど可能性は高くありませんが、慢性的に咳がでて、鼻水が前から殆ど出ない人にはかなり可能性が高いと思われます。

一度鼻うがいをしてみて症状がなくなれば、ほぼ後鼻漏が原因で間違いないかもしれません。

※その前に医者の診断を受けて異常が無い方に限り、あくまで自己責任の元で行ってください。

鼻うがいは個人的にはお勧めします。そこで鼻うがいにはどんなメリットがあるのでしょうか。危険性はどうなのでしょうか。

鼻うがいのメリット

  • 風邪予防
  • 花粉症の緩和
  • 蓄膿症の緩和予防
  • 後鼻漏の緩和予防

鼻うがいの注意点

  • 真水ではやってはいけない。
    • 真水では浸透圧の関係上、激痛が走ります。プールで水が鼻に入ると痛くなりすよね。あれです。
  • 鼻うがい専用の機器を使えば全く痛くなく簡単。
    • 専用の鼻うがい機器で生理食塩水を作り簡単にこの問題をクリアできます。本当に痛くありません。
  • 鼻うがいで痛みが出る場合。
    • 鼻うがいで生理食塩水(サーレ)でうがいしても痛みが出る場合は何らかの炎症があるので、速やかに医療機関を受診してください。

鼻うがいをすると何が良いのか?まず第一に鼻の中が綺麗になります。余計な鼻の汚れやこれまで鼻に付いている化学物質やウィルスなどの汚れがある程度流せます。

鼻の中を洗いますから、花粉を流すことができますので花粉症にも非常に有効です。花粉症のひどい方で、鼻うがいをされている方も最近では増えているようです。

私の鼻うがいの頻度は2日に1回

実際に私はこの鼻うがいを数年間2日に1回くらいの頻度でやっていますが、頻繁にしていた咳はかなり抑えられています。

鼻うがいには現在では様々な製品が出ていますので、家庭でも簡単にできます。特におすすめの鼻うがい製品は「ハナクリーン」です。ドラッグストアではあまりおすすめの物は売っていませんが、ネットでは簡単に購入できますので、一度試すことをお勧めします。

私もいろんな鼻うがいグッズを活用しましたが、ハナクリーンが一番実用的で確実でした。現在でも愛用しています。

この製品は耳鼻咽喉科の先生が開発したものですが、安全性も高く、私個人としては、鼻洗浄もしっかり効果を実感できています。

これより小型の製品なども沢山でていますが、どれも水の量が少なくてはっきりいって物足りないです。しっかり鼻を洗浄するなら、しっかりタンクを搭載したハナクリーンが一番だと思います。

あくまで個人差がありますし、症状、使用感は人それぞれです。その点はご了承ください。

ハナクリーンEX(デラックスタイプ鼻洗浄器)

まとめ

  • 1)食後の咳には逆流性食道炎になっている可能性がある。
  • 2)食後の咳や痰が多い場合は、まず医療機関を受診する。
  • 3)咳の原因には後鼻漏の可能性もある。
  • 4)後鼻漏には鼻うがいが有効である。

今日はあくまで咳は咳でも食後の咳にフォーカスして見ました。私のまわりでも逆流性食道炎や後鼻漏の人は少なからずいることはいます。

ぜひ、食後の咳が気になっている方はまずはお医者さんで診断を受けてください。咳は身体からのシグナルですので、軽視しないで早めの対策をとりましょう。