あなたは動悸や息切れなどはありませんか?30代や40代の働き盛りな世代で動悸や息切れを経験している人は少なくないと聞きます。動悸は突然おきますし、息切れが伴うと何か深刻な病気ではないかと焦ることもあります。

動悸や息切れが起こることで冷や汗がでたり、急なだるさで立っていられない、そんな人もいます。今日は30代や40代の世代でおこる動悸や息切れについて、詳しく解説したいと思います。

そして、動悸や息切れの原因、しっかりとした対処法、そして自分でできる簡単なツボ押しなどにも注目してみたいと思います。


動悸や息切れが30代や40代でおこる原因

動悸息切れ
出典:http://kounenki-supple.net/shortness-of-breath

動悸や息切れで悩んでいる人は中高年になると増えるといいます。特に働き盛りな世代の30代、40代に動悸や息切れがあると、「まだまだ若いのになぜこんなに動悸がするのだろう」「ひょっとして何か心臓や肺に問題があるのでは」など不安を抱えてしまいます。

しかし30代や40代でなぜ動悸や息切れが起きるのでしょうか。ここでは働き盛りの30代と40代の動悸や息切れの原因をみていきましょう。

30代や40代で動悸や息切れがある場合、一番最初にやるべきこと

30代や40代で慢性的に動悸や息切れがおこる人は一番最初に病院で検査をしてください。というのは、肺や心臓に病気を抱えている場合があるからです。特に喫煙や飲酒をする人や運動不足の人は、一度肺のレントゲンや心電図、血液検査を受けることが望ましいです。

心筋梗塞や肺の病気が見つかることが時々あります。もし病院の検査で大きな異常が無いとなれば、動悸や息切れの真の原因をしっかり探ることとなります。この順番は基本となります。

では次に動悸や息切れの原因について詳しくみていきましょう。以下の項目に当てはまるかどうかチェックしてみてください。大事な要素ですので可能ならすべて把握してください。

少なくとも、ご自身に当てはまる箇所だけは把握しておきましょう。

動悸や息切れが起こる代表的な原因

  • 1)運動不足
  • 2)肥満
  • 3)高血圧
  • 4)タバコ
  • 5)お酒
  • 6)ストレス
  • 7)睡眠不足
  • 8)自律神経失調症
  • 9)体の硬さ
  • 10)心臓病

1)運動不足

運動不足は動悸や息切れが起きやすくなります。あなたは普段運動をしていますか?あなたがもしデスクワーク主体の生活をしているのであれば、運動不足が原因で動悸や息切れがおこっているかもしれません。

通勤が徒歩で毎日30分は歩くという人は運動不足の影響は少ないと思います。しかし毎日殆ど歩かないという場合は注意が必要です。運動不足は意外に影響が高いのです。

運動不足が慢性的になるとさまざなな弊害が発生します。たとえば心肺機能の衰えと、筋力の衰えです。運動不足により動悸や息切れが起こる場合は、心臓や全身の筋肉が衰えて、少しの運動をしただけでも動悸や息切れがおきます。

運動不足の対処法

毎日トータルで30分から1時間は歩くようにしましょう。いきなりジョギングなどは、却って心臓に負担がかかり悪影響です。まずはウォーキングをするように心がけましょう。

2)肥満

肥満は動悸や息切れを引き起こします。太っていると血管の長さが体重1キロあたりで3kmも作られてしまいます。血管が増えるということは、血液も増えます。そうなると体液が増えるので、心臓に負担がかかるのです。

よく肥満の人は少し歩いただけでも息が切れたりするのをあなたもご存知でしょう。肥満は動悸や息切れの原因の代表格です。

肥満の対処法

肥満はダイエットが一番です。問題はどうダイエットをするのかということです。いきなりジョギングなんてしないように気をつけてください。走ったところでほとんど痩せません。

大事なことは一日に必要なカロリーを下回ることです。

どれだけ運動をしても、お米を1杯余分に食べれば運動の意味がなくなります。ダイエットのコツは食事量を2割減らすことです。脳は2割まで食事を減らしてもあまり気づきません。

脳をだまして食事量を減らしましょう。そのために全体で2割へらすことです。なるべくなら炭水化物を2割へらすと効果的です。

1日単位では大した効果はありませんが、1ヶ月でみた場合、非常に大きなカロリーカットとなります。ご飯を頻繁にお変わりしてきた人は、1食あたりお米は1膳にしてみましょう。

食事の前にお水を1杯飲んでおくというのも効果的です。あくまで動悸や息切れの原因となる心臓の負担を無くすためという目的と気持ちを忘れないようにしてください。

3)高血圧

高血圧は動悸や息切れの原因になります。あなたは自分の血圧をご存知ですか?もしご存知でなければ一度測定をしてください。

平常時の血圧が収縮期(上)が150を上回り、拡張期(下)が90を上回っている場合は、ちょっとした運動で動悸や息切れがおこる場合があります。

高血圧の対処法

まずは自分の普段の血圧を把握しましょう。なるべくなら血圧の収縮期(上)が130、拡張期(下)が80くらいに近いことが望ましいです。肥満があるならしっかりダイエットをしましょう。

肥満の改善は食事療法が最優先ですが、運動不足ならウォーキングもしましょう。ウォーキングを毎日30分、半年間続けると血圧が5~10ほど人によっては下がります。(肥満の改善が必須)

水の飲み過ぎも血圧を上げますので、適度にしてください。

4)タバコ

喫煙者の方には聞き飽きて耳が痛いかもしれませんが、やはり喫煙は動悸や息切れの原因になります。タバコを吸うと心拍数が5から10ほどに増えます。喫煙は血管を収縮させ、心臓に負担がかかります。

仮に喫煙をして心拍数が1分間に10上がるとなると、歩いていないのに、軽く歩いているくらい心臓に負担をかけていることになります。タバコは吸えば吸うほど、肺の血管を傷つけます。傷ついた肺の細胞は、炎症に耐えるために硬く増強していきます。

これが肺気腫、COPD慢性閉塞性肺疾患(まんせいへいそくせいはいしっかん)などの肺の病気の原因となります。

30代や40代でも早い人は肺気腫、COPDになっている人がいます。つまり肺が軽石みたいに硬くなってしまっているということです。

またタバコの影響で心臓に負担がかかり、肺に水が溜まる「肺水腫」を起こす場合も稀にあります。そうなると肺に水が溜まっているので息苦しくなることがあります。

ですので喫煙者で動悸や息切れがある人は禁煙をする必要があります。

タバコの対処法

禁煙をしましょう。1人で禁煙をするのが難しい場合は、禁煙外来がありますので、どんどん活用しましょう。これについても、自分の為です。やらされている感は捨てましょう。

5)お酒(アルコール)

お酒は動悸や息切れの原因になります。肉体疲労が溜まっていたり、睡眠不足やストレスが溜まっていると相乗効果で動悸や息切れがおこることがあります。

お酒を飲むと顔が赤くなるような人は、アルコールを分解する肝臓の力が弱いので控えたほうが無難です。お酒は癌を発症させやすくするので、軽い晩酌程度にした方が賢明ですが、おそらく晩酌を軽く済ませられる人は難しいでしょう。

お酒の対処法

1日量を限定できる人はそうしましょう。肥満や喫煙をしているのであれば、禁酒よりも禁煙やダイエットを優先させてください。

6)ストレス

ストレスは万病の元です。ストレスが慢性的にあると、自立神経のバランスが乱れます。それだけで動悸や息切れが出ることがあります。

30代や40代のサラリーマンなどに多く、ストレスで動悸だけでなく不整脈、場合によっては心臓の動きを止めてしまう心室細動などを引き起こすことがあります。

命に関わることですので、ストレスの対策は必須です。

ストレスの対処法

可能であれば、ストレス源となっているものを解消することです。人間関係などに原因がある場合は、カウンセリングを受けたりして、相手への対応や考え方を自分から変えていくことが必要です。

大企業の場合は、社内もしくは提携の心療内科医、もしくはカウンセラーがいますので、遠慮なく相談することをおすすめします。自分で抱え込まないことを心かげてください。

7)睡眠不足

睡眠不足は動悸や息切れを起こすことがあります。あなたは毎日しっかり睡眠をとっていますか?30代や40代だと、お仕事で残業が増えている人も多いと思います。

帰宅時間が遅くなり、そこから食事、お酒、タバコ、そして就寝時間が遅くなり睡眠不足になる。こんなパターンだと最悪です。

睡眠不足は免疫力を下げますし、自律神経が乱れます。つまり動悸や息切れにも影響します。睡眠不足だと翌日体がだるいという経験をあなたも何度もお持ちでしょう。

優先順位を可能な限り睡眠に合わせてください。睡眠が適切だと、翌日の仕事の質も飛躍的にあがります。

睡眠不足の対処法

ストレスで眠れないという場合は、遠慮なく内科、心療内科、睡眠外来などを受診して睡眠導入剤や睡眠薬を使っても大丈夫です。適切に投薬するほうが時には必要です。

というのは、睡眠不足とストレスが重なると、うつ病の発症を誘発します。下手に投薬を嫌い、睡眠対策を施さなかったがためにうつ病になってしまっては元も子もありません。

8)自律神経失調症

自律神経失調症は動悸や息切れなどを引き起こします。ストレスや生活習慣の乱れが原因で自律神経の働きがうまくいかないことでおこります。

症状は動悸や息切れだけでなく、不眠、だるさ、頭痛、下痢、冷や汗、不整脈、腹痛、胃痛など多岐にわたります。

自律神経失調症の対処法

規則正しい生活とストレスの軽減、解消です。昼夜逆転生活をしていたり、お仕事が2交代制などで不規則だったりすると、体内時計が狂い自律神経失調症になりやすくなります。

またストレスも体の調子全体に影響しますのでストレス対策も必要です。

9)体の硬さ

体が硬いと動悸や息切れがおこりやすくなります。この原理は運動不足に似ています。あなたは肩こりや足首などが硬くないですか?

私の個人的な経験ですが、肩こりや足首を徹底的にほぐしたことで体のだるさや息切れが解消されたことがあります。

体の硬さの対処法

特にデスクワーク主体で運動不足の人は体の硬い人が多いです。是非マッサージやストレッチをして、特に足首周辺のコリをほぐすようにしてください。足首が硬いと高血圧やだるさ、息切れなど、全身に影響がでます。

10)心臓病

あなたはストレス、喫煙、飲酒、運動不足など、該当するものがありますか?もしこの中で1つでもあれば心臓病のリスクが高くなります。

心臓の血管につまりが出てくると、狭心症や心筋梗塞を発症します。狭心症は心臓の血管の詰まりかけということです。心筋梗塞は心臓の血管が詰まったことです。

心臓の筋肉に適切な血液がいかなくなることで、動悸や息切れ、胸が締め付けられる感じや冷や汗がでます。これは自律神経失調症でも同じような症状がでますので、まずは病院で検査をすることが大事です。

心臓病の対処法

心臓病であれば、医療機関での治療ということにつきます。狭心症や心筋梗塞を発症している場合は、心電図で比較的容易に病気の有無は診断できます。

参考サイト:厚生労働省 狭心症・心筋梗塞などの心臓病(虚血性心疾患)

上記10項目のいずれかに該当する場合

まずは病院で健康診断を受けてください。30代や40代で動悸や息切れが続く場合は注意が必要です。心臓に問題がある場合は、基本的に心電図をとればある程度異常は検知できます。

とにかく病院で一度はチェックしてください。それで異常がない場合は、上記項目の対処法を参考にしてください。


動悸や息切れに効果的な対処法とツボ押し方法

病院でも特に異常はないという方は、上記項目をチェックし対処法を実践してください。ここではさらに動悸や息切れに効果的なツボ押しなどを解説していきます。

動悸や息切れに効果的なツボ

動悸に効果的なツボとしては郄門(げきもん)というツボがあります。

動悸に効くツボ
出典:https://ourage.jp/column/mainichi_yojo/32912/

両腕の内側にあるツボですが、手首とひじの間にあります。ここを親指でゆっくり5秒感ほど押し続け、そして離します。これを左右3セット行ってください。

わかりにくい場合は下記の動画を御覧ください。(動画は2分)

この郄門(げきもん)というツボはイライラを沈めたい時にも効果的です。このツボは興奮状態に関連する交感神経を鎮める働きをします。

これでは効果がイマイチという方には別のツボがあります。

足つぼ

足の裏にある独陰(どくいん)と第二独陰というツボがあります。足の人差し指の付け根が独陰。足の中指の付け根あたりが第二独陰です。

もし動悸があればどちらかのツボに痛みがあります。あくまで痛い方のツボを刺激するようにしてください。詳細は動画を御覧ください。

まとめ

  • 30代や40代で動悸や息切れがある場合は、原因が10個ほど考えられる。
  • 慢性的な動悸や息切れがある場合は、まずは病院で診察を受ける。
  • 病院で原因が特定できなければ、本記事の10項目をチェックする。
  • 10項目に該当するものがある場合は対処法を実践する。
  • 動悸や息切れに効果手なツボは郄門(げきもん)と独陰(どくいん)がある。

まだまだ若いからと過信は禁物です。動悸や息切れは身体からの重要なサインです。そのサインを見逃さないよう、上記10項目を覚えておきましょう。

肺や心臓に異常があるといけないので、まずは病院で診察を受けてください。30代や40代は人生これからという大事な時期です。健康あっての人生です。

まずは身体が資本。毎日の健康管理は程々でもいいので継続をしていくことが大事です。