片頭痛に悩む日本人はとても多いですね。
わたしも時折頭痛になってしまって、やむを得ず頭痛薬を活用することがあります。
頭痛を予防するためには頭痛の種類や性質をまず知っておかなければなりません。
今日は頭痛の中でも特に多い片頭痛について取り上げたいと思います。
片頭痛
片頭痛の特徴はズキンズキンと脈がうつように痛むのが特徴です。
人によっては数時間から数日ほど続くこともあるくらい長い時間、痛みが伴う場合もあります。
頭の片側が痛むことが多いことや、かたよったといった意味があるのことから片頭痛と名付けられたようです。
偏頭痛と表記する場合もありますが、正式に医学用語として採用されているのはどちらかというと片頭痛という表記です。
どちらを使用しても問題ありません。
片頭痛の特徴
・頻度
人によっては片頭痛を毎月起こしてしまう人がいます。
多い人で毎週という人もそれほど珍しくありません。
・痛みの強さ
日常生活に明らかに影響するような強めの痛みが伴います。
脈打つような痛みが特徴的で、悪化して今うと持続する痛みに感じることもあります。
・頭痛の前兆を伴う場合がある
片頭痛の前兆で、閃輝暗点(センキアンテン)という前兆症状を伴う場合がよくあります。
閃輝暗点の症状は目がチカチカして物が見にくくなったり、首や肩の強いこりや痛みが走ることもあります。
・遺伝の影響
片頭痛を起こす人の中には遺伝の因子的影響を受けて片頭痛を発症させやすい人がいることがわかっています。
特に片頭痛持ちの母親方の影響が強い人ほど片頭痛持ちになってしまう確率が高まるそうです。
片頭痛の対処法
片頭痛が発生してしまった場合、安静にすることは基本です。
通常ロキソニンなどの頭痛薬で痛みが軽減するなら遠慮なく薬の力を借りてください。
ただひどい片頭痛になると頭痛薬が全く効きません。
そうなった場合はどうすればよいのか。
片頭痛について語られているありがちなサイトではツボ押しや冷やすことなどが推奨されていますが、ひどい片頭痛ではそんな
家庭的な対処ではどうしようもありません。
今のところ、残念ながら民間療法的なことで強烈な片頭痛を防ぐすべはまったくないので、専門家に頼ることをお勧めします。
頭痛外来の勧め
頭痛外来は頭痛を専門的に見てくれる診療科です。
ロキソニンなどの薬が効かないのは正真正銘の片頭痛ですので、頭痛外来での治療をお勧めします。
頭痛外来では片頭痛に対応する専門的な薬などを処方してくれます。
・片頭痛患者向けの頭痛薬
片頭痛はひどいと市販薬程度では全く効きません。
頭痛外来では主にトリプタン製剤が使用されます。
トリプタン製剤は発作の状況に合わせて錠剤、点鼻薬、注射の3つの方法から処方されます。
そのほかにもマクサルトやイミグラン、アマージなどの薬があります。
・予防薬
片頭痛の頻度が高い場合に使用されます。
主にカルシウム拮抗薬や抗てんかん薬、場合によっては抗うつ薬が使われる場合もあります。
片頭痛と間違いやすい頭痛
これは個人的な経験からなんですが、一般的な片頭痛っていうのは薬が非常に効きにくいわけです。
もし市販薬はある程度効くけど、よく頭痛を起こす場合には別の原因が関係していることが大半だと思っています。
肩こりや疲れ目による血行不良や、化学調味料の摂りすぎなども気を付けたいのですが、意外に見落としがちなことがあります。
それは、カフェインの摂りすぎです。
正確にはカフェイン切れによる禁断症状です。
頻繁にコーヒーを飲んでいる人に多いのですが、数日1日から2日ほどたまたまコーヒーを飲まないときがあると、血中のカフェインが体がから抜けます。
そうすると禁断症状として血管拡張性の頭痛が起きる場合があります。
実は私がそれに該当します。
頻繁にコーヒーを以前は飲んでいて、たまたまコーヒーを飲まない日があると決まって頭痛が遅れてきます。
そこに中華料理で化学調味料たっぷりのラーメンのスープなどを多めに飲んだ日には吐き気を催すほどの頭痛が来ます。
カフェインの摂りすぎや化学調味料の摂りすぎにも注意してみてください。
ひょっとしたら頭痛が変るかもしれません。